建物だけでなくお庭やフェンスや門扉など全体が「我が家」。
だから良いエクステリアは「理想の家」に不可欠です。
希望のエクステリアを実現するために、エクステリアプランナーの國廣聡氏に教えていただきます！
前回はエクステリアとは、施工までの流れ、などをお聞きしました。

編）まず自分の家のエクステリアの明確な希望とイメージを持つことが大事なのでしょうか。

國廣）いえ、ほとんどの方は漠然としたイメージしか持っていません。大事なのはエクステリアを「何に使いたいか」です。

編）具体的にはどのような例がありますか？

國廣）例えば、わかりやすいので言うと「車を駐車したい」ので駐車場を作る。「子供の遊び場にしたい」であれば砂場やブランコを作るし、「緑に囲まれたい」なら木を植えたり、花壇を作ったり。

編）なるほど、「何に使いたいか」はいろいろとありますね。

國廣）はい、「スポーツを楽しみたい」という方に、バスケットボールのコートやゴルフのグリーンを作ったこともあります。

他にも友達やペットやバイク・自転車など、ご自分の大切にしているものを中心に考える方が多いようです。

編）大切な時間を過ごさせてくれるのがエクステリアなんですね。

國廣）それと、家を建ててもアプローチ部分が土や砂になっていれば、せっかくの新築が汚れてしまいますし、住んでみたら近隣の視線が気になったりする事もあります。そういう不便を解消するのもエクステリアの役割です。

編）たくさんあって、やっぱり初めから明確なイメージを持つことは難しそうですね。

國廣）エクステリアはこういうこともできますよ、とお教えするうちにイメージが、希望が湧いてくる。このケースがほとんどです。ですからぜひお気軽にご自分の思いをお話いただきたいと思います。

つづく

更新日：2019年11月28日

國廣　聡（くにひろ あき）氏

株式会社Loop代表取締役。

エクステリアプランナー。

自身が内装をデザインした飲食店「Dining&cafe bar Loop」「和風ダイニング輪（Rin）」も2店舗経営している。