建てる前の「予測」が大事

 編）最近、自宅にいる時間が長くなっている方が増えています。お家を見直して、DIYでエクステリアをやってみるという方も多いようですね。

國廣）ホームセンターなどでも今は様々な道具が売られていますので、挑戦されてみるのも良いと思います。

編）自分でできることは限られるでしょうが、注意しなければならないことは。

國廣）もちろんいろいろありますが、何かを作った後のことを「予測」してみるのも大事です。

編）ただ作るだけではなくその先ということですか。

國廣）はい、例えば会津は雪国ですので、冬のことを考える必要があります。雪が降った時にトラブルにならないように。

編）具体的なトラブルとは。

國廣）フェンスを建てたものの、自宅や隣のお家の屋根の雪が落ちてきて倒れてしまったり。

カーポートを作ったら、その屋根の雪が隣の敷地に落ちてしまってご近所トラブルになってしまったり。

雪害なので火災保険も使えると思いますが、なるべく避けたいですよね。

編）なるほど、建てるのが仮に夏だと冬のことを忘れてしまいがちかもしれません。だから「予測」が大事ということなのですね。

國廣）その通りです。当社の例で言うと、新築の方には「ひと冬を越してみて、雪の状態を見てみてから建ててみても良いのでは」とお勧めしています。

雪以外でも予測できるトラブルは全て、お客様と打ち合わせをする時に事前にお知らせしています。

編）なかなか素人では予測は難しそうですね。

國廣）特に大掛かりなものはそうかもしれません。

でもできることからやることで、家への愛着が増すと思います。ぜひ挑戦されてみてください。

 

更新日：2020年5月29日

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國廣　聡（くにひろ あき）氏

株式会社Loop代表取締役。

エクステリアプランナー。

自身が内装をデザインした飲食店「和風ダイニング輪（Rin）」も経営している。