洗剤の3つの性質を意識しよう

文:クリナップ株式会社 会津ショールーム 柴田 ゆりえ 氏

水廻りの達人に聞く!
第5回 洗剤の3つの性質を意識しよう

 

暦の上では秋に差し掛かっても、まだまだ暑い日が続きますね。

さて、大掃除のシーズンと言えば年末のイメージが大きいですが、実はこの暑い時期こそ「油まわり」「水まわり」のお掃除には最適とも言えます!

それはまず、冬場は固まってしまっている油が、暑さで「緩む」からです。そのため、キッチンの換気扇やコンロ周りの油汚れを効率よくお手入れできます。

また、冬場は冷たくて手を出しにくいお風呂場の掃除も、暑い時は涼みながらできます。

一石二鳥ですね!

 

ところで、お掃除洗剤はどのように選んでいますか?

洗剤ボトルの裏に、性質表示が記載されていますね。性質には、「酸性」「中性」「アルカリ性」の3種類があります。

しつこい汚れを楽に落とせたらと「酸性タイプ」の強力な洗剤を使うと、各部の素材そのものを痛めてしまう可能性が高くなります。ですから、日頃から汚れを溜め込みすぎないように気を付けて、「中性洗剤」でのお手入れをオススメします。

それでも落としきれない汚れはゴム手袋をして「弱アルカリ性」を、さらに頑固なこびりつきやカビなどは、「アルカリ性」を使いましょう。

ただし「アルカリ性」は塗装面を変色させる場合もあるので、目立たない箇所で試してから使用したほうが良いかもしれません。また、使用した箇所は念入りに流しましょう。

汚れに応じて、それぞれの性質を使い分けることを心掛けましょう。暑いうちに、しっかりとお家の大掃除をしてみては!

 

 


<意外と知らない豆知識>
もっと洗剤の性質を知ろう!!

1、キッチンのお手入れで使う洗剤

2、サニタリー(浴室・トイレ・洗面所など)のお手入れで使う洗剤

 

更新日:2020年8月26日


柴田 ゆりえ(しばた ゆりえ) 氏
クリナップ株式会社 会津ショールームに勤務。
キッチンスペシャリスト、整理収納アドバイザー2級、食育インストラクター3級。
「水廻りの達人」として、ショールームで日々お客様目線からアドバイスをしている。

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