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嫌われ者No.1?換気扇のお手入れ
水廻りの達人に聞く!
第36回 楽してお掃除、楽してメンテ=楽して長持ち
前回に続き、「楽をする」お掃除やメンテナンスについてお話していきます。長く快適に使うためのヒントをお届けします。
Part2 嫌われ者No.1?換気扇のお手入れ
文:クリナップ株式会社 会津ショールーム 柴田 ゆりえ 氏
パート1では調理機器、特にグリルを中心に「楽してお手入れすることで、結果的に長持ちする」というお話をしました。今回のパート2で取り上げるのは、やっぱりお手入れが敬遠されがちな油汚れの代表格「換気扇」です。換気扇は油汚れに加え高い位置での作業ということもプラスされ、お手入れが大変な場所として挙げられることも多い部分ではないでしょうか。
中のファンのお手入れ頻度は、半年に1回という方、こまめに2〜3ヶ月に1回という方もいらっしゃいますが、実際によく耳にするのは「年末の大掃除のときに1回だけ」あるいは「今まで一度もやったことがありません」という声です。また、非常に多いのが換気扇のフィルター(金属網)の上に市販の“不織布フィルター”を貼り、こまめに交換しているというケースです。実はメーカーとしては不織布の使用はおすすめしていません。必ず専用のフィルターをそのままでご使用することをお願いしています。理由は通気抵抗が大きくなり故障の原因になる恐れがあるためです。さらに金属製以外のグリスフィルターを使用した場合、火災の原因ともなる恐れがあります。換気扇は油煙を吸い取るための設備ですので吸引力がきちんと発揮されることも重要です。そのためには、フィルターやファンの定期的なお手入れが欠かせません。
とはいえ、やはり油まわりのお手入れはできれば避けたいと思ってしまいますよね。最近ではフィルターのない構造やお手入れがしやすい換気扇も数多く登場しています。ただし「お手入れ不要」といっても、油を取り除かない限り、油が自然に消えるわけではありません。どの部分のお手入れが不要なのか、メンテナンスはどうなのかなど、その構造をきちんと確認することが大切です。
フィルターのお手入れは不要でも、内部のファンやオイルキャッチャーはお手入れが必要というケースも少なくありません。パーツ(取外し部品)は何個あるのか、自分でどこまで定期的にお手入れできるか、使用した何年か先をイメージしながら、ぜひショールームで取り外し方、設置の仕方を自分で体感してみることをおすすめします。それを換気扇選びの基準に考えてみると、楽に長く使えるヒントになると思います。
更新日:2026年4月23日
柴田 ゆりえ(しばた ゆりえ) 氏
クリナップ株式会社 会津ショールームに勤務。
キッチンスペシャリスト、整理収納アドバイザー2級、食育インストラクター3級。
「水廻りの達人」として、ショールームで日々お客様目線からアドバイスをしている。




























