保険のススメ

文:株式会社 ビーンズ・ライフ 赤城 明広 氏

今年は積雪も多かったですね。春になって雪が解けると気になるのが、建物の雪の被害でしょう。被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます。

雪被害は、火災保険で対応できる場合があります。しかしそこで往々にして毎年起こることが、修理業者とのトラブルです。
雪害では、雨どいの被害だったり、軒先が折れたりという建物構造に関するものが多くなっています。ただ、「軒先の軒天に水が回ってシミになった」などは、「すが漏り」といって保険の対象外になる場合があります。

修理を依頼する場合は、ご加入の保険代理店や保険会社に相談の上、信頼のおける建築業者に依頼してください。決して知らない業者との見積りに署名はしないでください。その見積書が複写式で、一枚目が見積書、二枚目が納品書、三枚目が請求書になっており、火災保険が該当せず保険金が出なかったとしても、解約できなくなるケースが多発しています。

「保険で直せる」と言われたら、「日本損害保険協会」を検索して、まず相談をしてみてください。

詐欺被害に遭われないためにも、ご確認ください。

更新日:2022年4月26日


赤城 明広(あかぎ あけひろ)氏

株式会社ビーンズ・ライフ 代表取締役。
損害保険トータルプランナー。
「あなた良し、わたし良し、地域良し」の「三方良し」を常に心掛けている。
西会津町出身。

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