注意!住宅関連保険の悪徳な勧誘例

注意!住宅関連保険の悪徳な勧誘例
文:株式会社 ビーンズ・ライフ 赤城 明広 氏

1. 自己負担ゼロを強調

住宅の修理をしようと業者に相談した際に、「保険金を使えば無料で修理ができる。保険申請もこちらが代行する。自己負担はゼロ」と言われ、喜んで契約した。
後日送られてきた請求書を見てみると、修理代は保険の支払い対象外とされており、全額自己負担になってしまった。

 

2. 強引な契約

 見ず知らずのリフォーム業者が、耐震診断や住宅の劣化診断などの無料診断を口実に訪問したり、外から見て分かる屋根や外壁の劣化を指摘して訪問され、「このままでは危ないので早く修理をした方が良い。契約書は後で持ってくる」と強引に契約させられてしまった。その後やはりキャンセルしようと連絡すると、キャンセル料50%支払ってもらうと言われてしまった。

 

3. うその理由で請求

 リフォーム業者に住宅診断をしてもらったところ、「古くなった所も先日の台風のせいにして、保険金を請求してしまおう」などと言われ、うその理由で本当に支払われるのかと疑いながらも保険会社に請求すると、「老朽化による損害は保険支払の対象外」と言われてしまった。
※うその理由による保険金請求は保険金詐欺に該当する恐れがあります。

以上のように住宅修理やリフォームに関し、「保険金が使える」と言って勧誘された時は、修理サービスなどの契約前に、ご加入先の損害保険会社または代理店にご相談をお願いいたします。

更新日:2021年5月26日


赤城 明広(あかぎ あけひろ)氏

株式会社ビーンズ・ライフ 代表取締役。
損害保険トータルプランナー。
「あなた良し、わたし良し、地域良し」の「三方良し」を常に心掛けている。
西会津町出身。

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