特集!「話題のZEHについて知ろう!」
今話題となっている「ZEH住宅」。
聞いたことはあるけど、実際どんなものなのか興味がある方も多いと思います。
そこで今回は、「ZEH」について特集しました!
Q.ZEH(ゼッチ)って何?
A.ZEHは略語で、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)といいます。
ZEH住宅とは「断熱」「省エネ」を高めた性能と、太陽光発電などでつくる「創エネ」で、生活に使うエネルギーをプラスマイナス「ゼロ」にする住宅です。また、ZEHとひとことで言っても様々な種類があります。
Q.ZEH認定の条件を教えて!
A.ZEH住宅の認定には主に3つの特徴を満たす必要があります(ZEHの種類によって条件は異なります)
【特徴1 断熱】
気密性の高い素材や高断熱材を使って建てることです。
壁や窓、屋根の断熱効果を高めることで、今までエアコンの暖房・冷房に使用していたエネルギーが少なくなります。
【特徴1 省エネ】
省エネ性能の高いLED照明、換気システム、冷暖房などで消費するエネルギーを減らすことです。 また、生活で使用している電力量や発電量などを、モニター画面などで見て確認する ※1「HEMS(ヘムス)」というシステムの導入が理想的です。
※1「HEMS(ヘムス)」Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)の略。
【特徴1 創エネ】
つくるエネルギーが、生活で消費するエネルギーよりも多くならなければいけないことです。 代表的な創エネには、太陽光発電があります。
Q太陽光発電は必ず要るの?
A.不要な場合もあります!「ZEH Oriented(ゼッチオリエンテッド)」という区分のZEHは、断熱と省エネの条件を満たすことで、
太陽光発電などの創エネは不要になります。 地域によっては屋根の面積や太陽の光が十分に得られない所があるため、ZEH住宅でも設置が免除される場合もあるのです。
Q.ZEHのメリットは?
A.ZEH住宅で暮らす主なメリットを紹介します。
■光熱費が削減できます
「断熱」「省エネ」「創エネ」によって光熱費が削減されます。太陽光発電を設置すれば、電気も一部自家発電!
■快適なお家で過ごせます
ZEH住宅の特徴である高い「断熱」効果で、年中快適に過ごせます! また、家の中の温度差が少なくなることで、寒い冬に起こりやすいヒートショックのリスクが軽減されます。お年寄りや、高血圧の方への健康も配慮された住宅ですね。
■非常電力を備えることも可能になります
蓄電設備を設置しておくと、蓄えていた電気を使うことができます。 停電や自然災害はいつ起こるかわかりません。当たり前に使っていた電気がいきなり使えなくなったとき、大きな力になってくれます。
■補助金をもらうことも可能になります
ZEH住宅は環境省・国土交通省・経済産業省が連携しているため、補助金を利用して建てることができます。利用には、条件を満たす必要があります。
Q.ZEHのデメリットは?
A.費用がかかります。ZEH住宅の認定を受けるために必要な設備を導入するための初期費用、設備のメンテナンスコストもかかります。 また、太陽光発電は天気に左右されてしまいます。設置する場合はしっかり検討しましょう。
Q.ZEHの補助金を利用するときに注意することは?
A.いろいろな注意がありますが、主なものをご紹介します。
■ZEHの種類によって補助金の金額や条件、申請スケジュールなどが異なるので注意が必要です。また、年度によっても内容が変わる場合があります。希望する補助金を申請するためにも、各省庁の最新情報のチェックしましょう。
■ZEHの補助金を受けるには「ZEHビルダー」・「ZEHプランナー」に登録している事業者への依頼がスムーズです。登録していない事業者でもZEH住宅を建てることはできますが、補助金の種類によっては利用できない場合があります。
▼主なZEH補助金の一例▼
ZEHの補助金には様々な種類があります
※補助金には他にも様々な種類や細かい条件があるので、お近くの施工業者にお問い合わせください。
Q.「ZEHビルダー」・「ZEHプランナー」って?
A.「ZEHビルダー」・「ZEHプランナー」は、ZEH建築の認定を受けるために一定条件をクリアした事業者です。「ZEHビルダー」は工務店やハウスメーカーなどが、「ZEHプランナー」は設計事務所などが認定を受けています。
話題の「ZEH」について特集しましたが、いかがでしたか?
まずは信頼できる支援事業者に相談してみてくださいね。
私たちにも地球にも優しい「ZEH住宅」、ぜひご検討ください!