ゴミの持ち込みにはご注意を!

文:有限会社 会津中央商事 渡部 伸久 氏
お家のゴミで困ったら!

◇ゴミの持ち込みにはご注意を!

最近、外出の自粛のために、この機に大掃除をするご家庭も多いようです。そこで出た粗大ゴミや、分別の判断に迷うものなどは、町内のごみステーションに出して良いか迷うかもしれません。

時間と車のある方は、自治体のごみ処理施設に直接持ち込んでおられるようです。本人が行かなければなりませんが、運搬業者に依頼しないので無料です。

ただし、ご注意ください。持ち込んだものを全て引き取ってくれるわけではないのです。

まず施設で処理できない「処理困難物」は受入れしてもらえません。「スプリング付きのソファやベッド」、「ホイル付きタイヤ」、「バッテリーやガスボンベなどの危険なもの」などです。

次に「パソコン・家電リサイクル法対象品」もダメです。「パソコンのモニターや本体、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコン」などの家電がそれに当たります。

また、ご自分でリフォームをしたりして出た「石膏ボードやクロス、床材、ペンキ類」などは、「産業廃棄物」になってしまい処理してもらえませんので、リフォーム前に購入先に相談してみましょう。

また、テレビなどで断捨離や生前整理等の番組をみますが地域によって分別方法も違いますので確認する必要があります。

せっかく重いゴミをごみ処理施設まで運んで、待ったあげく「これは処理できません」と言われたらガッカリしますよね。

ゴミ処理で困った時は市町村の許可を受けている一般廃棄物許可業者に見積もりを頼むのが間違いありませんが、持ち込みをする場合はぜひ事前によく調べて、適切な処理をされてください。

更新日:2020年5月28日


渡部 伸久(わたなべ のぶひさ) 氏

(有)会津中央商事、代表取締役。

会津若松で廃棄物処理業に30余年従事。

遺品整理士。会津若松市出身。

 

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