庭×暮らし×のいえ
外構工事の種類

クローズ外構、オープン外構という言葉があります。クローズ外構とは塀やフェンス、ブロックなどで敷地を囲い、境界線を明確にし、外部からの視線を遮ることで、住む人のプライバシーを確保する外構工事の方法です。敷地を囲っているので、防犯面において非常に効果的です。ただし、目隠し目的の高さのあるフェンスや塀を作るため、風の抜けが悪くなり、ジメジメしやすくなってしまいます。また、塀やフェンスが占める割合がかなり多くなるため、素材や質感を家と合わせないと外構と家のバランスが悪くなってしまいます。

対してオープン外構は、クローズ外構のように敷地を囲まずに施工する外構工事の方法です。敷地を囲っても目線の高さまで高くはせずに、風の抜けと開放感がある外構です。クローズ外構より費用も掛からないため、新築の外構工事の7割はこのオープン外構になっています。

オープン外構と言っても全てをオープンにするわけではなく、生活をしていて気になるところをピンポイントで目隠しすることもできます。例えば玄関の出入り、リビングの窓などを植物やフェンスで圧迫感が出ないように”なんとなく目隠し”することで、開放感を保ったままの生活ができます。どこに何を配置するかで、家の外観がガラッと変わります。また、クローズ外構のように大きな工事とならない事が多いので、後付けで施工することも可能です。

更新日:2024年6月24日


古川 雄一(ふるかわ ゆういち) 氏
陽樹園」代表。会津若松市内の造園会社に17年在籍後、独立する。
様々な資格を持ち、独自のスタイルで作る庭は高い評価を得ている。
樹木医、一級造園施工管理技士、一級造園技能士、松保護士、自然再生士。

 

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