夏のシェードガーデン

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夏のシェードガーデン

 

夏のお花と言えばサルスベリ、ハイビスカスなどのピンクや赤系の色がとても多いです。このピンクや赤系の花色は夏らしくてとても良い色なのですが、今回は涼しさを演出するお庭の作り方のお話です。

お庭の中には日当たりの少ないところがあります。北向きの花壇、木の根元、フェンスの内側など、日中の日当たりが2~3時間程度の場所はありませんか?
そんな場所に日陰が好きな植物たちを涼しげに配置してあげましょう。日陰が好きな植物といえば、ホスタ(ギボウシ)、アジサイなどがあります。これらの植物たちを涼しげに演出するには葉色、花色がとても重要です。葉色はブルー系や白い斑入りのものを、花色であれば白や紫などの寒色系を選んでください。

植物を選んだら、次は植えるポジションを決めましょう。これらの寒色系の植物たちは沢山植える必要はありません。沢山植えすぎると視点が定まらずにのっぺりとした印象になってしまいます。他の植物たちとの組み合わせの中に一本ブルー系や白系のものが入っていると、ブルーや白をより引き立たせることができます。注意しなければならないのは、ホスタやアジサイは日当たりの良すぎるところは好みません。強光に当たると葉焼けしてしまったり、上手に成長できなくなってしまいます。

植物たちを上手に使ってシェード(日陰)ガーデンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

更新日:2023年8月25日


古川 雄一(ふるかわ ゆういち) 氏
陽樹園」代表。会津若松市内の造園会社に17年在籍後、独立する。
様々な資格を持ち、独自のスタイルで作る庭は高い評価を得ている。
樹木医、一級造園施工管理技士、一級造園技能士、松保護士、自然再生士。

 

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