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夏にこそおすすめ!「大掃除」
水廻りの達人に聞く!
第31回 夏にこそおすすめ!「大掃除」
文:クリナップ株式会社 会津ショールーム 柴田 ゆりえ 氏
「大掃除」と聞くと、年末を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実は、水まわりのお掃除は夏こそメリットが多くおすすめです。日照時間が長い夏は、時間を長く取りやすく、汚れの細部まで見えてお掃除がしやすくなります。
また、水まわりに限らずカーテンやラグなどの大物洗いにも、乾きが早いこの季節はぴったりですね。エアコンパーツや窓まわり、ベランダ、玄関など水を多く使う場所も、冷たい水が苦にならず数時間で乾き効率的です。
【キッチン】
換気扇・コンロまわりの油汚れは夏のうちに!夏は気温が高く油汚れがゆるみ、寒い時期に比べて短時間で汚れも落としやすくなります。
〈換気扇フィルターのお手入れ〜〉
フィルターを取り外したら、ペーパータオルをかぶせ、台所用の中性洗剤を全体に散布します。
30〜40分程置いて汚れが浮き出てきたらブラシでキレイに。水で流して乾燥させてからセットします。
〈シロッコファンのお手入れ〉
ファンとベルマウスは浸け置きして洗い、よく乾燥させてからセットします。※必ず電源を落としてから取り外しましょう
〈コンロのグリル部分 〜油の浮かし方〜〉
外せる部品をビニール袋に入れ、台所用の中性洗剤を溶かしたぬるま湯に一晩浸けます。しつこい汚れも落ちやすくなります。
【バスルーム】
冬場の大掃除に水を使うのはツライものですが、夏ならお風呂掃除も涼しく気持ち良くできますね!梅雨時期のジメジメカビやぬめり汚れもしっかりと清掃し、その後は普段から十分に換気をして乾かすことを意識しましょう。
カビの発生しやすい天井と壁の交わる四隅は重点的に。最後にしっかりと換気しておきます。
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夏場は湿気が特に多くなる時期ですので、サッと汚れが取れるうちに「こまめにちょこっと」お手入れするのもキレイをキープするポイントです。 この夏に普段なかなかできない大掃除をしておくと、年末のツライ水まわりのお掃除がグッと楽になりますよ!
更新日:2025年6月24日
柴田 ゆりえ(しばた ゆりえ) 氏
クリナップ株式会社 会津ショールームに勤務。
キッチンスペシャリスト、整理収納アドバイザー2級、食育インストラクター3級。
「水廻りの達人」として、ショールームで日々お客様目線からアドバイスをしている。