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見えない場所に要注意!キッチン排水口の落とし穴
水廻りの達人に聞く!
第37回 楽してお掃除、楽してメンテ=楽して長持ち
前回に続き、「楽をする」お掃除やメンテナンスについてお話していきます。長く快適に使うためのヒントをお届けします。
Part3 見えない場所に要注意!キッチン排水口の落とし穴
文:クリナップ株式会社 会津ショールーム 柴田 ゆりえ 氏
キッチン中心のLDKが増えている近年、排水口のニオイはキッチンだけの問題ではなく、住まい全体の快適さに関わるテーマになっています。
実はキッチンの排水部分は、トイレよりも菌が多いと言われるほど雑菌が繁殖しやすい場所です。放置していた排水口からニオイがして中を覗くとヌメリがびっしり…という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
排水トラップをこまめに掃除していれば防げますが、忙しい毎日の中ではなかなか難しいものです。掃除の必要性を理解していても「できれば触りたくない」と感じる方が多く、手を出しにくい場所といえます。

排水トラップには「封水」と呼ばれる水が溜められています。この水がフタの役割を果たし、下水から上がってくる悪臭や害虫を防いでいますが、その封水内で雑菌が繁殖するとニオイやヌメリの原因につながります。
従来の排水口は残菜などを多く溜められる深型タイプが主流でした。しかし汚れや水分が溜まりやすく、お手入れの負担も大きいという課題がありました。そのため、近年は残菜などをこまめに捨てられ、日常的に手入れがしやすい浅型タイプの排水口がほとんどです。さらに清潔性やメンテナンス性を重視した設計の排水口も多くなってきています。しかし、その先にある排水トラップは構造が複雑で掃除しにくく、汚れやすい部分が見えづらい構造にしているタイプもあります。
排水口だけを掃除していても、汚れやニオイの根本的な解決にはつながりません。排水トラップは形状も様々あり、お手入れ方法も異なるため、これからキッチンを選ぶ方は排水口やトラップの構造、お手入れのしやすさまでチェックしておくのがおすすめです。
また、お手入れに使用する洗剤にも注意が必要です。塩素系の排水パイプ用洗剤やヌメリ取り剤は使用方法によっては素材を傷めたり、サビの原因になったりする場合があります。できるだけ使用を控え、もしご使用になる場合は、頻度やつけ置き時間に注意し、必ず取扱説明を確認し適切にお使いください。
フィルターのお手入れは不要でも、内部のファンやオイルキャッチャーはお手入れが必要というケースも少なくありません。パーツ(取外し部品)は何個あるのか、自分でどこまで定期的にお手入れできるか、使用した何年か先をイメージしながら、ぜひショールームで取り外し方、設置の仕方を自分で体感してみることをおすすめします。それを換気扇選びの基準に考えてみると、楽に長く使えるヒントになると思います。
更新日:2026年4月23日
柴田 ゆりえ(しばた ゆりえ) 氏
クリナップ株式会社 会津ショールームに勤務。
キッチンスペシャリスト、整理収納アドバイザー2級、食育インストラクター3級。
「水廻りの達人」として、ショールームで日々お客様目線からアドバイスをしている。



























