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外構やお庭で使用する素材の選び方【1】
庭×暮らし×のいえ
外構デザインと統一感
お家を建てることにはこだわって満足のいくお家ができたけれども、外構やお庭のデザインって難しくて・・・とお家ができたあとに相談を頂くことが多いです。今回は外構やお庭の骨格部分となる素材の選び方のお話です。外構やお庭で使う素材には樹木や草花はもちろん、レンガ、石材、タイル、アルミ製品、コンクリート、天然木など沢山の素材があります。そして、その沢山の素材の中から選んだ素材をどのように配置するかが外構デザインとなるわけです。外構やお庭のデザインはお家を建てる場合と違ってキッチンやトイレ、寝室といったものは不要で、デザインは自由です。この自由さが外構デザインを難解にしている正体なのです。また、自由だからこそ、そこに住まう人の人となりが確実に現れます。例えば全面コンクリートであれば、外で過ごす時間が無く、外回りにかける手間(除草や除雪)をなるべく減らして暮らしたいのかな?と想像できます。逆に植物が沢山植えてあれば、除草などの手間をかけても植物たちと暮らすことを選んだことが想像できます。例に挙げた2つは極端ですが、同じ家でも外回りが変わると住まう人の印象が変わります。
では、どのように素材を選ぶのが良いかというと、まずは外構やお庭とどのように関わって暮らしていくかをイメージしてください。
続きは次回「外構やお庭で使用する素材の選び方②」でお届けします。
更新日:2024年12月24日
古川 雄一(ふるかわ ゆういち) 氏
「陽樹園」代表。会津若松市内の造園会社に17年在籍後、独立する。
様々な資格を持ち、独自のスタイルで作る庭は高い評価を得ている。
樹木医、一級造園施工管理技士、一級造園技能士、松保護士、自然再生士。