庭×暮らし×のいえ
樹木の剪定時期

 初夏になると春から始まったお花のシーズンも一段落して、山やお庭の主役は緑になります。初夏は植物たちが一年の中で最も成長する季節です。
 そこで、今回は剪定のお話をしたいと思います。枝や葉を切ることや整えることを剪定といいますが、植物たちを剪定するのには適した時期があります。

 樹木には大きく分けて常緑樹と落葉樹の2つが存在します。常緑樹とはスギやマツのように冬も葉が落葉せずに一年中緑の葉が付いている樹木、落葉樹とはサクラやモミジのように冬に葉を全て落とす樹木です。常緑樹の剪定の適期は5月~6月、落葉樹の剪定の適期は葉が落葉してから葉を新しく出すまでの冬の期間です。この適期にはどんな剪定ができるのかというと、太い幹を大きく切り詰めたり、枝の50%以上を切って樹木の形を大きく変えてしまうような剪定ができる時期です。その他の軽めの剪定などは通年行っても大丈夫です。軽めの剪定とは、お隣さんに越境してしまった枝を少し切る、ピョーンと立ち上がってしまった枝だけを切りそろえる、というようなイメージです。

 植物は葉で光合成をしてごはん(エネルギー)を作っています。剪定で葉を少なくするということは、食べられるごはんの量が減ってしまうということになるので、葉を減らせば減らすほど弱ってしまいます。植物に負担をかけずに剪定をする目安は葉の総量の30%減までとされていますので、剪定する際の目安にしてください。

更新日:2026年6月30日


古川 雄一(ふるかわ ゆういち) 氏
陽樹園」代表。会津若松市内の造園会社に17年在籍後、独立する。
様々な資格を持ち、独自のスタイルで作る庭は高い評価を得ている。
樹木医、一級造園施工管理技士、一級造園技能士、松保護士、自然再生士。

 

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