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塗装の金額はどうやって決まるのか?
お話:仙波塗装工業株式会社 代表取締役 仙波 弘行 氏
大切な家を守る塗装を知ろう!
普段はあまり縁のない「塗装」。
奥が深くて実はけっこう面白いんです。これから家を建てる方も、建ててからしばらく経つ方も、ぜひ知っておいてください、塗装のこと!
今回のテーマ「塗装の金額はどうやって決まるのか?」
塗装の金額を決める要素はいろいろとありますが、今回は主なものを4つ挙げてみます。
1、どんなところをどれくらい塗るか
まずお家がどんな立地か。行くまでの道幅や、周りの状況などです。次に塗るのは壁面か、屋根か、それ以外か。そしてその面積ですね。これらから、人員、時間、塗料などの量が算出されます。
2、手間がどれくらいかかるか
手間と一言で言ってもいろいろな要素がありますが、特に塗料を何回重ね塗りするかによって手間が全く違います(もちろん塗料の量も)。安くしたいから1回や2回塗るだけでいいと言う方もおられるかもしれません。しかし塗装を長持ちさせるために、基本は3回塗りになります。もしとても安い業者さんがいたら、何回塗りかを確認してください。終わった後の見た目ではほとんどわかりませんので。
3、塗る面の状態はどの程度か
ヒビが入っている、すき間ができている、変色している、汚れがひどいなど、これらがあるかどうか、まず塗装業者は「建物診断」でその状態をチェックします。その悪い部分を放っておいて上から塗装するわけにはいきません。まずその補修をしてから塗装となります。
4、塗料の質がどの程度か
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など、塗料には様々な原料が使われています。これら原料によって金額も変わってきます。昔はアクリルが多かったのですが、耐久性があまり良くありませんでした。今は、価格と耐久性のバランスがとれたシリコン以上が主流になっています。
更新日:2020年2月29日
仙波 弘行(せんば ひろゆき) 氏
仙波塗装工業株式会社 代表取締役。
一級建築施工管理技士、二級建築士の資格も持つ。会津若松市出身。