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外構やお庭で使用する素材の選び方【2】
庭×暮らし×のいえ
外構デザインと統一感
前回では外構計画を立てるには、「外構やお庭とどのように関わって暮らしていくかをイメージしてください」とお話ししました。今回はそのイメージに沿った素材の選び方です。前提として、外構やお庭はお家の中とは違い、他人に見せる(見られる)ものです。ですから、ある程度の見栄えも気にしなくてはなりません。
では本題の外構の素材の選び方ですが、まずは自然な感じか人工的な感じかのどちらの方が好みかをイメージしてください。自然な感じとは、切ったような直線で構成されていないもので、色や質感にバラツキがあるものが挙げられます。例えば、中古の枕木やアンティークレンガなどがわかりやすいですね。それらを直線的に使用せずに、ある程度の曲線で配置するとナチュラル感のあるアプローチのできあがりです。自然な感じの素材は直線的に使わないことで、より自然な感じを演出することができます。
次に人工的な素材ですが、基本的に直線や直角で構成されたものです。例としてはタイルやコンクリート、アルミフェンスなどでしょうか。これらの素材を直線的に並べることでキリッとした印象になります。人工的な素材はカッコいいや高級感を演出できます。逆にカワイイやカントリースタイルなどは自然素材が持っている丸みや凹凸で演出することができます。
お家の雰囲気に合わせた素敵な外構やお庭の参考にしてください!
更新日:2025年2月28日
古川 雄一(ふるかわ ゆういち) 氏
「陽樹園」代表。会津若松市内の造園会社に17年在籍後、独立する。
様々な資格を持ち、独自のスタイルで作る庭は高い評価を得ている。
樹木医、一級造園施工管理技士、一級造園技能士、松保護士、自然再生士。