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プロに聞こう!「カーテン」の巻
お話してくれた人:株式会社 大和一 伊藤 昌弘 氏
「カーテン」のこと、あんまりわからないからプロに聞こう!
編)カーテンは家の必需品と言えますが、買い求めるとなるとわからないことも多そうです。
伊藤)今はネットで調べて来られる方もおられますが、確かに8割の方はよくわからないようです。
編)まずカーテンを選ぶ時の「選択要素」ってなんでしょうか。
伊藤)寸法、性能、デザイン、そして金額といったところでしょうか。まずは寸法ですね。ご自宅の図面を持ってきていただければほとんどわかります。無くても、お家の坪数でおおよその金額まで割り出すこともできます。
編)寸法の他に、カーテンの質の違いによっても金額が変わってきますよね。生地とか。
伊藤)生地は今ほとんどがポリエステルですが、裏地を付けたり、オーダーメイドだったりすると金額は変わってきます。
編)寒い会津だと裏地を付ける方も多いのですね。オーダーと既製品とでは見た目もだいぶ違うのでしょうが、選ばれるのはどれくらいの割合ですか?
伊藤)およそ7割が既製品ですね。客間などの来客がある部屋や、リビングや寝室などはオーダーでこだわって、それ以外の部屋は既製品でもいい、という形が多いようです。
編)昔と比べてカーテンの性能は向上しましたか?
伊藤)エコが叫ばれた震災後から特に、遮熱効果があるものが増えました。例えばレースのカーテンだと、メーカーによれば従来品と比べて夏は涼しく、冬は暖かく、室温が2℃は変わるそうです。
編)だいぶ違うんですね!光熱費が浮きますね。ただそういうレースって少し部屋が暗くなるイメージがあります。
伊藤)おっしゃる通りです。今は採光性も向上していますが、遮熱レースは外が見えづらい。そのへんはデメリットです。
編)デメリットも言って下さるのは有り難いです。
伊藤)常にマイナス点も言うようにしています。せっかく作っていただいてから、がっかりして欲しくないので。
編)クレームなども少なそうですね。
伊藤)クレームはゼロです。覚えている限りでは(笑)
編)最後に一言お願いします。
伊藤)ご自宅のカーテンとは10年も20年も付き合うことになります。ぜひじっくり楽しんで選んでください。
更新日:2019年5月30日
伊藤 昌弘(いとう まさひろ)氏
株式会社 大和一・サブマネージャー。
同店で約20年勤務。家具やガーデン関連などの様々な部門を経て、現在カーテン売り場を担当している。カーテン歴約10年のプロ。