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センスは良くなる?
庭×暮らし×のいえ
センスは良くなる?

「センス」という言葉を一度は耳にしたり、使ったことがあるかと思います。でも、「センス」という言葉の意味をきちんと理解して使っている人はほとんどないはずです。私も恐らく理解していません…。 AIに聞いてみたところ、「物事の微妙な違いを感じ取り、適切な判断ができる能力」とあります。やっぱり、なんだか良くわかりません。「センス」という言葉は、非常に抽象的で難解な言葉です。
「センス」とは、個人の生まれ持った感覚のようなものに思っているかたも多いのではないでしょうか?そこで今回は、「センス」は生まれ持ったものではなくて、努力次第で良くすることができるかも?の話をしていきます。
まず、ファッション誌やお家のカタログなどを準備します。それを商品1つ毎に[好き][嫌い][よくわからない]の3つに分けてみましょう。この中で最も重要なものは[よくわからない]です。センスの良い人はこの[よくわからない]が、少ない傾向にあります。これは、自分が好きなものと嫌いなものの判断がきちんとできているから、と言えるでしょう。
では、[よくわからない]が多い場合にはどうするかですが、生活していて目に入ったものを[好き][嫌い][よくわからない]に分ける習慣をつけてみましょう。それがなぜ好きなのか、嫌いなのかの理由を言葉にして話せるようにしてみてください。この判断を積み重ねることで、今よりもっと良い「センス」の持ち主になれるはずです。
お庭づくりをするときにも、ぜひ今回の方法を取り入れてみてください。きっと自分だけの「センス」で、素敵なお庭ができますよ。
更新日:2025年10月27日

古川 雄一(ふるかわ ゆういち) 氏
「陽樹園」代表。会津若松市内の造園会社に17年在籍後、独立する。
様々な資格を持ち、独自のスタイルで作る庭は高い評価を得ている。
樹木医、一級造園施工管理技士、一級造園技能士、松保護士、自然再生士。
















