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エクステリアの見積りを依頼する時の注意点
エクステリアの見積りを業者に依頼する時の注意点
「エクステリア工事を考えているけど、見積りを頼みづらい」という声を聞きます。
予算以上の見積額で「断ったとしても何度もしつこく営業されるのではないか」という心配と、「見積もりだけ頼んで断ったら悪い」という罪悪感があるからとか。
だから、しがらみの少ない大型ホームセンターなどに見積依頼する方も多いようです。確かに比較的安いし、面倒がかからないように思えます。ただ、気を付けなければならないこともあります。
エクステリア専門店のLoopさんによると、
「例えば物置だけ、カーポートだけ設置したいというときは、ホームセンターでも問題ないと思います。ただあまり安いと品質が心配なので、有名メーカーを選んだほうが良いです。それと地元以外の工事業者がとりあえず建てる場合も少なくなく、後々になって別な工事をするときに場所を移動するようになるケースもけっこうあります」
とのこと。
そのご家族に合ったエクステリアをトータルで提案する専門店に比べて、単品ごとに販売しているホームセンターの場合、お客様自身がきちんとした知識と今後のイメージを持って、業者に指示を与える必要があるようです。
「そもそも設置するモノだけではエクステリアの見積りは出せません。その土地の状態や立地なども関係してきます。例えばコンクリを敷くだけでも、地盤が弱い田畑の場合は二重構造にしたり工夫しなければなりません。高低差があれば残土処理が何倍にもなったり、大型車が入れなければ運搬費が割増しになったり。だから、現地調査をしないで安いものだけを求めると、あとになって余計なコストがかかることがあるのです」
とLoopさん。
つまりエクステリアの見積りは、将来のことを考えると、トータルイメージの提案ができる専門店に現地調査をしてもらうのが一番良いようですね。
「あとはぜひ相見積もりをとって、複数の業者を検討してください。ちなみに当社はしつこく営業もしませんし、断っていただいても悪いと思わなくてけっこうです。まずは相談だけでもお寄せ下さい」
というLoopさんをはじめ、いろいろな業者さんを検討して、ぜひご自分に合ったものを見つけてください。
更新日:2021年5月25日
國廣 聡(くにひろ あき)氏
株式会社Loop代表取締役。
エクステリアプランナー。
自身が内装をデザインした飲食店「和風ダイニング輪(Rin)」も経営している。