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お庭づくりを考えるタイミング
庭×暮らし×のいえ
お庭づくりを考えるタイミング
文:陽樹園 古川 雄一 氏
お家を建てる際には色々と決めなければならないことが沢山あります。間取り、水回り、外壁、家具などなど。考えることが多すぎて外回りはとりあえず駐車スペースを作って後回し、となることが多いのではないでしょうか?
お庭工事や外構工事は後回しでも問題ないのですが、家を建てるのと同時に計画だけはある程度立てておいた方がスムーズに進みます。家庭菜園が欲しい!芝生の庭にしたい!くらいでも良いので大まかにでも決めておくと、敷地のどこに家を建てるかが見えてきます。
外回りを先に考えておかないとここ!という所に埋設配管や桝があったりして、ご希望の形にならないことがあります。コンクリートの一部を土にして植物を植えたりする場合にもどんな物を植えるかを想定して大きさを決めておいた方が良いでしょう。
実際に住んでみて1年間は様子をみるのも良いと思います。生活の動線や除雪した雪をどうするか?など、暮らしてみないとわからない事も出てくるはずです。計画していたようにはならないかもしれません。外回り工事の良い所は後付けできる事ですから、大まかな計画を建築と同時に立てて、細かなところは暮らしながら考えて行きましょう!
お家の中は来た人しか入れませんが、外観は通った人は誰もが目にすることになります。外回り次第でお家の雰囲気はガラッと変わりますよ!
更新日:2022年6月28日
古川 雄一(ふるかわ ゆういち) 氏
「陽樹園」代表。会津若松市内の造園会社に17年在籍後、独立する。
様々な資格を持ち、独自のスタイルで作る庭は高い評価を得ている。
樹木医、一級造園施工管理技士、一級造園技能士、松保護士、自然再生士。